【書評】なろうランキング1位！『魔女と傭兵』のレビューとおすすめポイント（超法規的かえる）

超法規的かえるさんの作品、『魔女と傭兵』をレビューします。

本作を特にオススメしたい人はこちら！

世界観や設定が豊かな作品が好きな方
キャラクターの成長や変化が好きな方
ファンタジーの醍醐味である魔法や冒険にロマンスが好きな方

魔女と傭兵の二人が織りなす冒険譚

超法規的かえるさんが「小説家になろう」に掲載されている魔女と傭兵の冒険を描いた本格ファンタジー小説で、超激戦のなろうランキングにて四半期ランキング1位を獲得した超話題作です。

この作品のポイントは、魔女と傭兵の二人の関係性の成長あります。二人の関係は、最初は契約という形で始まりますが、次第に信頼や友情、そして恋愛に発展していきます。二人のやりとりは、時にほのぼのとしていて微笑ましく、時にシリアスになることも。特に、魔女のシアーシャについては、人間の世界で孤独に生きてきた彼女が、傭兵のジグや他の人々と触れ合うことで、自分の感情や価値観を見つめ直していく様子が印象的です。彼女の笑顔や涙は、読者の心にも響きます。

投稿サイト：「小説家になろう」
21年6月投稿開始、随時更新中。23年11月時点で約60万字。
2023年5月にGCN文庫より書籍化。現在2巻まで出版。

作品へのリンクはこちら（小説家になろう）

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あらすじ

「魔女」―――魔獣や魔術が失われた大陸で唯一残った未知の存在。古より恐れられし存在を討伐に向かった傭兵のジグ。彼は激闘の末、辛くも勝利したが同時に魔女を殺す目的を失ってしまった。とどめを刺さずに去ろうとする彼の背に魔女が依頼を申し込む。誰にも追われずに生きたいという願い。傭兵は葛藤の後その依頼を受けることにした。魔女に対する忌避の強いこの大陸では難しいと感じた彼は以前から存在は知られていたが近年ようやく渡航の目途が立った異大陸に渡ることを決意する。
「小説家になろう」本作ページより引用

登場人物のざっくり紹介

ジグ＝クレイン：本作の主人公で、傭兵の男性。魔女討伐隊に参加したが、魔女のシアーシャを殺さずに護衛の依頼を受ける。冷静沈着で無表情な態度をとるが、シアーシャに対しては次第に感情を見せるようになる。
シアーシャ：本作のもう一人の主人公で、魔女。魔術や魔獣が失われた大陸で唯一超常の力を持ち、人間から恐れられていた。ジグに敗れた後、彼に「誰にも追われない場所まで連れて行ってほしい」と依頼する。人間を見下していたが、ジグや他の人々と触れ合うことで自分の感情や価値観を見つめ直していく。